高校、大学で理系や数学科に進学しようとしている、もしくは進学したあなた!
今紙に書いているグラフや図を、しっかりパソコンやタブレットで書くことができますか?
「この式の正確なグラフを書いて」と言われたら、しっかり書くことができますか?
フリーハンドな図ではなく、しっかりとした図やグラフを描けますか?
理系の人にとっては、グラフや図を正確に頭のなかに描けるようになるという事が重要です。
特に大学生の場合、レポートなどで頭の中に描いたグラフを表現するという事が求められます。
でも大丈夫、実は数学のグラフや図なんてものは今の時代、iPhone/iPadさえあれば簡単に描く事ができます。
今回は数学科の学生を応援すべく、数学ライフがより快適になる数学アプリたちを紹介しようと思います。
ここでは、4年間僕の大学数学ライフを超絶快適にしてくれたアプリたちだけを揃えました!
Good Grapher
僕が助けられたアプリNO.1は、間違いなくこのGood Grapherです。
名前を見てわかる通り、ほとんどのグラフを描く事ができます。
具体的には
2次元グラフ
- 関数
- 逆関数
- 極座標
- 媒介変数表示
- 陰関数
3次元グラフ
- 関数
- 円柱
- 球
- 媒介変数表示
- 陰関数
などなど。
他にも計算機の機能もついていたり、いろいろ便利な機能が揃っています。
ドーナツ型(トーラス)もこの通り!
使い方もシンプルで、関数電卓を使い慣れている人には朝飯前でしょう。
関数電卓を使ったことのない人でも、使いこなすのに時間はかからないと思います。
Solve
このSolveというアプリは、Good Grapherの簡易バージョンと思っていただければいいと思います。
描けるグラフは
2次元グラフ
- 関数
- 極座標
3次元グラフ
- 関数
と、Good Grapherに比べたら少ないです。
式の入力方法も独特で、基本的にプロット画面には左辺の式を入力します。
例えばxと入力すれば、「y=x」の意味になります。
他関数アプリに比べても、少し使い勝手は悪いです。
しかしこのアプリのすごいところは、変数に“時間”を取る事ができる点です。
時間を変数に取る事で、グラフを動かす事ができるようになります。
無料でこれができるのはすごい・・・!
もちろん、回転やズームをすることもできます。
2次元だけでなく、3次元の動的なグラフを描く事ができます。
Good Grapherでは、この動的なグラフは描けません。
PocketCAS
PocketCASは、まさに最強と言ってもいい数学アプリです。
動的なグラフを描くことも、陰関数のグラフを描くこともできますし、微分や積分、テイラー展開など超専門的な内容までこなせます。
動的なグラフはSolveで描くこともできますが、より高度な動的グラフを描くならこちらの方がいいです。
なぜならSolveは式のプロット方法に問題があり、媒介変数を動的に表現する事ができません。
PocketCASは価格が高い代わりに、本当になんでも描く事ができます!
またiCloudとの同期もできるので、作成したグラフや計算式を他の端末でみたり、編集したりすることも可能です。
まさに数学科の学生には必須アイテムと言っても過言ではありません。
僕はSolveから入門し、Good Grapherを経て、このアプリにたどり着きました。
最初から使っとけ場よかったと思うほど、素晴らしい・・・!!
ただ、このアプリには重大な問題があります。
それは全てが英語表記だということ。
チュートリアルが豊富に用意されているのですが、英語嫌いな方はかなり苦労するアプリだと思います。
また入力方法も若干プログラミングちっくなところがあるので、慣れるまでは扱い方が難しいと思います。
僕の場合
- 簡単なグラフ作成:Good Grapher
- より高度なグラフ作成:PocketCAS
というように、いざという時にしか使いません。
普段はGood Grapherで十分なので使いませんが、より専門的な数学のグラフを描きたい場合はPocketCASを使えるようになっておくと損はしません。
これが使いこなせれば、圧倒的に周りと差をつける事ができます。
Photo math
このアプリは有名なので、知っている人はいるかもしれません。
iPadにダウンロードするよりは、iPhoneにダウンロードすることをオススメします。
これはカメラで撮影した式を計算してくれるアプリ。
ただ計算して答えを表示してくれるだけでなく、
- その答えが導かれるまでの途中式
- グラフ
も表示してくれる優れものです!
[su_row] [su_column size="1/2"] [/su_column] [su_column size="1/2"] [/su_column] [/su_row]
現在では簡単な微分積分にも対応しているため、計算問題であればこのアプリ使ってやる方が効率的です。
ただし、1次不定方程式や媒介変数などは解く事ができません。
あくまでも簡易的な使い方しかできないアプリですが、かなり有効です。
MyScript Calculator
PhotoMathはカメラで撮影した式を計算してくれるのに対して、MyScript Calculatorは手書きの式を計算してくれるアプリです。
このアプリさえあれば、どんなにめんどくさい式も計算ミスする事なく答えを求める事ができます。
またこのアプリは答えを
- 分数表示
- 帯分数表示
- 小数表示
- ラジアン表示
- 度数表示
と細く分ける事ができる上、段落ごとで別の計算を行ったり、履歴から計算式を復元することも可能です。
電卓を打ち慣れていない僕は、統計や整数論で使う事が多いアプリです。
このアプリの弱点は文字を含む計算ができない事です。
例えばかんたんな「2x=1」という方程式も、xが認識できないため計算できません。
サインコサインやlog、eなどは使えるため解を求めるのではく、計算に用いることに特化したアプリだと思ってください。
GeoGebra
最後はこちら、GeoGebra。
このアプリは主に幾何的な図を描くことに使っています。
グラフを書いたりすることもできるのですが、使い勝手がGoodGrapherには劣ります。
難点としては、
- 少々操作がしにくい
- 写真に保存しようとすると落ちる(スクショで対応してます)
- なぜかwifiが繋がっているとネット接続須要とするため、フリーwifiにつながっているといつまでも起動しない
などが挙げられます。
が、今のところ幾何的な図を描くのに一番使いやすいアプリはGeoGebraでした。
まとめ
今回は数学で活躍すること間違いなしのアプリを紹介しました。
これらがあれば、あなたの数学ライフは間違いなく向上します。
すでにお分かりの通り、どのアプリにも一長一短があります。
大事なのは
です。
正直な話、僕はPhotoMathをあまり使いません。
お分かりの通り、中学校数学や高校数学のかんたんな問題にしか使えないため使う機会がないという方が正確です。
ですが生徒には全力でこのアプリをオススメします笑
計算は大事ですが、勉強の中心としてやるべきことではないと思います。なぜならiPhone/iPadがもうやってくれる時代なのですから。
それらをうまく活用しながら、数学の本質を勉強することこそが数学をマスターする大きな一歩だと思います!