先日のAppleの発表会で学生向けの安価なiPadが出ましたね。
このiPadのすごいところは、ApplePencilに対応していること!
今まではiPad ProにしかApplePencilは使えませんでした。
今回発売されたApplePencil対応の無印iPadは37,800円(税抜)から。
一方でiPad Proは69,800円(税抜)からと2倍近くの価格差があります。
無印iPadはiPad Proに比べて画面も小さく、スペックも小さい、そしてSmart Keyboardには対応していません。
それでもiPad Proよりも普及しやすく、学校現場で導入しやすくなったのは明らかです。
前置きが長くなってしまいました。
今回Apple Pencilが使えるiPadが1つ追加されたことで、Apple Pencilの可能性をより多くの人に伝えることができると思いました。
ただのタッチペンだと思っている方、間違いですよ!
Contents
神ワザ①ノートテイキング
【神アプリ】
Apple Pencilが使えるようになったことで、iPadは完全なノートとして利用することができるようになりました。
ノートアプリで最もおすすめなのがNoteshelf 2です。
おそらくここまで自由度の高いノートアプリはあまりないでしょう。
まず、ペンの種類は「ペン」「万年筆」「細ペン」「鉛筆」「蛍光ペン」の5種類。
細さも細かく7段階に、蛍光ペンは6段階に分かれています。
その中でも蛍光ペンは「丸い質感」「四角い質感」の2つを選べます。
ペンの色はデフォルトでかなり豊富に用意されています。
その中で気に入る色がなければ、自分で作ることもできちゃいます。
カラフルにノートを仕上げたい人にも、きっちりノートを取りたい人にも最適です!
ここまではそこらへんのノートアプリとあまり大差ないのですが、Noteshelf 2はもっとすごい機能があります。
ヤバい機能①クラウドバックアップ
紙のノートを使っていると破けたり、ルーズリーフだとページが抜けていたりと完璧に保管するって結構大変ですよね。
しかし、Noteshelf 2はそんな不安も取っ払ってくれるんです。
Noteshelf 2はiCloudバックアップを実装しています。
「iCloudを使う」のスイッチをオンにするだけ!
iCloudだけでなく、DropboxやGoogle Driveなどにも対応しています。
たとえiPadを買い換えたとしてもノートは完璧に保存されています。
紙のノートのようになくすこともなく、冊数が無駄に増えることもありません。
ヤバい機能②iPhoneにも対応
iPadはノートに最適と言っても、やはり片手で操作するには大きすぎます。
そのためiPadに書いた内容をさっと電車なんかで確認するには結構苦労します。
そんなデメリットもメリットに変えてしまったのがNoteshelf 2です。
Noteshelf 2はiPhone用のアプリも提供しています。
iPad用、iPhone用どちらか一方を購入すると、もう一方には無料でインストールできます。
iPadで書いたことをiPhoneで片手で確認することができるのは、かなり画期的です。
受験生や就活生なんかにもオススメです。
ヤバい機能③2画面表示に対応
iPadはその画面の大きさを活かして、Macのように2画面に表示できます。
これにより従来の紙のノートで行っていた
「教科書を見ながらノートを取る」
ということがiPad1台で可能になりました。
しかし、肝心の教科書を見せてくれるアプリがなかったので、教科書の写真を保存して写真アプリを使ってやるなど少しめんどくさい工夫が必要でした。
ですが、最近Kindleがこの2画面表示に対応しました。
教科書こそありませんが、問題集や趣味の本などを2画面表示してNoteshelf 2にまとめるということが可能です!
このようにiPadはApplePencilと組み合わせると、完璧なノートになります。
でも9.7インチの画面サイズだと少し小さいことが難点です。
2画面表示をフルで楽しみたいのであれば10.5インチ以上のiPad Proがオススメです。
神ワザ②究極のお絵かきツール
【神アプリ】
iPadとApplePencilをセットで買う方の多くはこのお絵かきをメインにしたい方ではないでしょうか。
AppleStoreの実機の純正メモアプリなどで感動しませんでしたか?
ApplePencilは筆圧も感知しますし、傾き具合も感知します。
個人的に一番感動したのは、「鉛筆」で、あのなぞった質感が表現できるのはすごいです。
しかし純正メモアプリだとペンの種類は「ペン」「蛍光ペン」「鉛筆」と少し物足りない感じ。
それに「消しゴム」がiOS11から圧倒的に不便になりましたので、正直お絵かきには向きません。
もっと絵にこだわりたい方はお絵かきアプリをインストールしましょう。
僕も色々なお絵かきアプリを試しましたが、やはり一番いいと思ったのはメディバンペイントです。
機能やペンの種類などはかなりすごいのですが、価格が無料というもはや何をしたいのかよくわからないアプリです。
ヤバい機能①ペンの種類
お絵かきアプリにとって一番大事なのは、やはりペンの種類。
場面や質感をより鮮明に描くには色々な種類のペンが欲しいところです。
▲かなり多くの種類のペンを使うことができる!!
このメディバンペイントは会員登録(無料)をすることで、とんでもなく豊富なペンの種類をダウンロードすることができます。
登録したメールアドレスに訳のわからない広告がめちゃくちゃくることもありません。
正直無料でこれほどの種類を提供している意味がわかりません(笑)。
▲会員登録でまだまだペンの種類を増やせる!!
ヤバい機能②かなりの高機能
お絵かきを極めるには、ただ紙に描けばいいというわけではありません。
レイヤーや透明色など、色々なツールを使いこなせる必要があります。
このメディバンペイントには、それら機能が当然のように導入されています。
(本当に無料でいいんでしょうか・・・。)
エクスポート機能も充実しており、PSD形式で出力することもできます。
ApplePencilならではの筆圧感知機能や傾斜感知機能も使うことができるので、より表情豊かなイラストが描けます。
さらに漫画用のコマ割り機能もあります。
中高生で漫画を描いて見たい方はぜひ利用しましょう。
描いた作品はメディバンに投稿することができます。
自分の作品を誰かに見てもらいたい方や、評価してもらいたい方なんかは重宝するかもしれませんね。
神ワザ③究極の文書作成ツール
【神アプリ】
皆さんは文章を作成するとき、何を使いますか?
多くの人がパソコンを開いて、Wordを使うのではないでしょうか。
今回新型iPadの発表に伴って、Pagesもアップデートされました。
その内容はアイコンがApplePencilっぽくなっただけではなく、まさしく最強の文書作成ツールとなるものでした。
→
▲アイコンがただのペンからApplePencilになった。
iPad Proをフル活用する方法について書いたこちらの記事(超絶便利iPad Pro活用術)でもご紹介した通り、Pasgesは数式をむちゃくちゃ綺麗に文章内に挿入できるため、理系の方にかなりオススメです。
しかし今回のアップデートで、どんな学生にもオススメすることができるようになりました。
追加された機能は2つ。
「スマート注釈」機能と「イラスト挿入」機能です。
ヤバい機能①スマート注釈
スマート注釈は、作成した書類に簡単に注釈を入れることができる機能です。
ただ文章を打って注釈を入れる既存のものとは異なり、ApplePencilで描いて注釈をすることが可能です。
まさに文章と手書きの両方のメリットを持ったデバイスとなりました。
使い方は簡単です。
ApplePencilで軽くタッチするだけ!
右上にある「・・・」をタップしメニューを表示し、メニューの中にある「スマート注釈Beta」を選択しても描けます。
ペンの種類は純正のメモアプリと同等程度。
もちろん筆圧感知も傾斜感知も働いています。
ヤバい機能②イラスト挿入
次はイラストを文書内に差し込める機能です。
こちらも特に操作はいりません。
イラストを差し込みたいところに、ApplePencilでタップするだけ。
タップといっても少し長めのタップです。
するとイラストボードがタップした場所に表示されます。
イラストボードは注釈や純正メモ帳とは異なり、ペンの種類が意外と豊富です。
各ペンの太さや濃さはペンを選択後、もう一度タップすると変更することができます。
残念ながら筆圧感知、傾斜感知は搭載されていないようです。
このように文書作成に関してはかなり有効に使えるApplePencilですが、新型iPadはSmartKeyboardに対応していないため、文書作成には非純正のキーボード(Bluetooth接続)が必要となります。
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神ワザ③写真落書きツール
最後にご紹介するのは、写真に落書きをする方法。
指でも同じ操作はできますが、筆圧感知や傾斜感知もありません。
一方ApplePencilにはそれらが両方ともついているので、より豊かに描くことができます。
操作は簡単。
落書きしたい写真を写真アプリから選んで「編集」をタップします。
編集画面に「(丸で囲まれた)・・・」があるのでタップします。
そうすると表示される「マークアップ」をタップ。
これで落書きし放題です。
ペンの種類は「ペン」「蛍光ペン」「鉛筆」「消しゴム」「投げ縄」の5つ。
色は「白」「黒」「青」「緑」「黄色」「赤」の6色から選べます。
純正のメモアプリと同じですね。
本格的に描きたい場合は先ほどご紹介したメディバンペイントを使用すべきですが、ちょちょっと落書きしたい場合はこちらで十分です。
▲一応このくらいのクオリティーの落書きはできる。
まとめ
このようにApplePencilが使えるだけで、「描く」も「書く」もかなり便利になることは間違いありません。
ただのタッチペン、ではないことがお分かりいただけたでしょうか。
今まではiPad Proでしか、この感動体験を味わうことができませんでした。
新しいiPadにApplePencilが対応したことで、より多くの人がApplePencilによる感動を味わうことができるのではないでしょうか。
ただ残念なところが1つ。
それは新型iPadの画面サイズが9.7インチであるということ。
2年間もの間iPad Proを毎日のように使ってきて思うのは、絵を描くにしろノートをとるにしろ12.9インチでも正直小さいです。
だから10.5インチも9.7インチもかなり物足りなくなると思います。
ぜひ一回実機で試してみるといいですよ。